September 29, 2013

身も心もリフレッシュ パラオの旅

初めてのパラオ旅行でした!

エメラルドグリーンの珊瑚の海は綺麗だったし、日本人の味覚に合う食べ物も美味しかった!
初めての旅先ってやっぱり、いいですね~。
先入観無しに、初めて見聞きすることに、素直に驚ける、感動できる!

綺麗な海はもちろん、それ以上に、無垢で澄んだパラオ人気質が何よりも一番印象に残る旅行でした。


自然の恵み豊かな土地なので、
島のいたるところにココナッツやバナナが実り、
海には釣り糸を垂らすだけで、ただで新鮮な魚が捕れる。
そのおかげか、ちょっと町を離れると、働かずに自給自足で暮らすパラオ人がたくさんいるんですねー。
突然、森から木の実を抱えたパラオ人が熊のように出没したり。ひがな一日木陰でお喋りしてたり。

酔っぱらって喧嘩くらいの軽微な犯罪はあるものの、
基本大きな犯罪は無く治安は良いとのこと。
(警官も昼下がりハンモックで昼寝する程のんきで平和な所)
隆起珊瑚でできたマッシュルームのような島々が去年
世界遺産に登録された追い風もあり、パラオも観光地化が進んでいるはず。
外の甘い蜜の味を知ると普通なら現地の住民も擦れていくと思うんだけど、
パラオ人にはそんな気配もなく、お客さんにたかる素振りもなく、マイペース。
アンコールワットで見かけた観光客に群がる物売り・物乞いの子供達とは対照的な程、欲がない。

観光客にチップをねだることもしなければ、
腐るほど実る果物とか観光客相手に道端で売ればいいのに、そんなお店すら一軒も見当たらない。
というか、国で一番大きなスーパーでさえ、地元で取れた生鮮食品がほとんど棚に並んでない!
あるのは輸入品ばかり。リンゴ、空芯菜。肉・魚はほぼ冷凍。
そもそも、売る(=稼ぐ)気がないんだなぁ。
稼がなくても、そこら辺のもの食べて生きていけるんだから、そりゃそうだよな。


朝6時ボートから望むマッシュルームみたいな隆起サンゴの島

日本人のガイドさん曰く、
「パラオ人は全く貯金をしないんですよ。」
「うちのパラオ人の従業員にもそこそこ給料を払ってるんだけど、
給料日に『俺がおごるから皆で飯食いに行くぞ!!』って皆の分おごってくれた挙句、
次の日には、給料前借りできないかって、すがりついてくるんですよ。」だって。

預金口座の残高が増えるのを見て喜ぶ心境とは正反対。
貯金って不安の裏返しなのかもなー、ってふと思ったり。


パラオの小中学生もスマイル!放課後、学校の入り口にて

ホテルの従業員はもちろん、
ローカルレストランのウェイターさん、
地元の小学生(!?)までみんな笑顔のパラオ人。

パラオでは、義務教育で「観光」っていう科目を習うそうです。
観光客には手を出すなとか、常に笑顔で挨拶を、みたいな基本的な事を教えられるんですねー。
「おもてなし」って表明した手前、この際、日本も小学校の必須教科にしちゃえばいいのにね。


世界遺産の海に干潮時、姿を現す白亜のロングビーチ

ある日の夜、市街地から少し離れたホテルのレストランに夕食を食べに行きました。
ちょっとしたアクシデントが。

お腹一杯食べた後、いざ帰ろうと思ったら携帯電話が見当たらない~!
ホテルから持って出たはずなので、思い当たるのは行きに乗ったバスくらい。。
その話をホテルのスタッフにすると、すぐさま携帯でバス会社に電話をかけてくれました。
バス会社によるとそれらしき携帯電話があったとのことで、
その場でバスドライバーに滞在先のホテルに携帯電話を届けるよう指示してくれました。

パラオ人の観光客に対する素早い対応との優しさに感動でした(^O^)


Palau Royal Resortのバルコニーから。穏やかな夜の海

無料送迎サービスで滞在先のホテルに送ってもらう道中、パラオ人のドライバーと話をしました。

ホテルでバイトをして学費を稼ぎつつ、パラオ唯一の短期大学に通いホスピタリティと調理を学ぶ彼。
「日本には来たことある?」と尋ねると、
「行ったことはないけど、いつか行ってみたい。」
「大学では寿司の作り方は教えてくれないから、日本で勉強したい。」とのこと。
日本には、外国人向け寿司の握り方講座もあるし、オリンピックもあることに加えて、
(パラオの給与水準からすると航空券は高いかもしれないけど)物価はパラオと大差無いことを伝え、
足しにもならないかもしれないけど、感謝とおやすみのあいさつと共にチップを渡しました。


(時計回り)マグロのポキ、シャコ貝刺身、ココナッツ風味カニの甲羅詰め、マングローブ貝、主食のタロイモ、タピオカ、(中央)空芯菜の炒め物、どれも美味しかった!@mogmog

ショッピング、派手なエンターテイメントは一切無し。
あるのは綺麗な海、とれたて魚介の美味しい料理、
豊かな自然を満喫できるアウトドア・アクティビティ(ダイビングとかね!)、
そして観光客を温かく迎える呑気で陽気なパラオ人。

東京とは環境や価値観が全く違うパラオで
のんびり過ごせた夏休み。
身も心も少し軽くなった気がしました。


珊瑚の白い砂でヤドカリも気持ち良さそう♪

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