December 5, 2010

お金の話もう一歩踏み込んで、今年の運用総括!

個人投資家の情報発信力が高まる中、普段は飲みの席の話に上ることも少ない投資の話がにわかに話題となることが多くなってきた。ところが、話の内容と言えばどのように資産を管理・運用するかのノウハウと心構え的な話(いわゆるきれいな教科書的話)がほとんどで、肝心の「で、投資のその結果どうなったの?」という問いになると、突然話を持ち出す敷居が高くなる。それにはいくつかの理由が考えられる。

1)個人のお金の核心に触れる話なので、プライバシーの領域である。

幾ら持っている、幾ら儲けたと言った話は、昔からけむたがられる。
そのような話は、聞く側にとっては決して気持ちのいいものではない。また、幾ら損したといった話は、そもそも当人も忘れ去りたい事実である為、闇に葬られる。
結果、そのような話が日の目を見ることはない。
  
2)パフォーマンスの測定はそう単純でない。

実際にきちんとパフォーマンスを測定しようと思うと、奥が深い。
無配当の商品を買いっぱなし、流入・流出無しで持ち続けるのであれば、そのパフォーマンス測定は単純であるが、多くの場合、配当があり、売り買いが起こり、外貨で運用される場合、パフォーマンスはそのタイミング・為替によっても異なる。
計算の仕方によって、リターンの%は大きく異なる。もちろんそれを逆手にとって恣意的にパフォーマンスをよく見せようという悪徳ファンドも存在する。注意が必要である。

3)そもそもパフォーマンスを気にしていない。

例えば、写真研究会の部員でも、写真を撮る事が好きなのではなく、撮影に興味はなくカメラの本体そのものが好きという人がいる。
投資の世界でも同様。結果ありきの投資ではなく、金融商品、投資ノウハウが大好き。でも、結果はあまり気にしないという人も多く存在する。
毎日の市場の上げ下げに一喜一憂するのもどうかと思うが、結果を全く気にかけないというのも損とはなっても得とはならない。

以上の理由から、まだまだ投資の結果についての情報公開は発展途上である。
しかしながら、社会にとって性教育が不可欠なように、きちんと損得を伝える投資結果を含んだお金の話(投資教育)も“施し方”によっては悪ではなく、れっきとした善である。

(予断ではあるが、アメリカ、ヴァージニア州に金融危機の二の舞を避けるため早期の経済教育が必要とのことから、JAファイナンス・パークと呼ばれる子供のための経済を学ぶテーマパークが今年10月にオープンした。金融教育のキッザニアといったところだろうか。アメリカではこのような子供向けの施設が15カ所程作られている。日本においても今年7月に同法益公人ジュニア・アチーブメント日本として登録。施設とまではいかないが、無料の出張授業や様々な教育用プログラムを提供しているようである。今後の活躍と広がりに期待したい!




明確であるが、私にとって投資はあくまで手段であって目的ではない。(本当に夢のままかもしれないが)いつかお金からの自由を夢見て、地道に資産運用をしていこうという心づもりである。

お金の話をもっと活発にというのなら、“施し方”を考えた上で、結果についても共有する意味はおおいにあると考える。ということで、私自身個人的に四半期ごとに棚卸をしているが、一年の締めである121日時点のポートフォリオの配分と主要リスク資産の年換算リターンをまとめてみたのが以下である。


去年の12/1からの一年を総括すると、今年後半は、とりわけ円高が重しとなった一年だった。市場は全体に回復基調ではあるが、極度の円高によりその効果は限定的だった。来年は為替がどう動くのか、それによって、円建て資産と外貨建て資産の配分を考える必要があるだろう。

ちなみに記録として昨年121日時点でのポートフォリオ。

 【追伸】
後追いになってしまったが、投信ブロガーなどとはおこがましいが、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010に恐れ多くも票を投じさせていただきました。今から結果が楽しみです!