そもそも、アイスランドなんていう極北の国に興味を持つようになったきっかけは、大好きな世界的シンガーソングライター ビョーク(Björk) の影響です。
今から20年前、アイスランドを代表する歌姫ビョークのPVを集めたDVD「Volumen」が発売されました。当時大学生だった私は、彼女のPVの圧倒的映像美と壮大なスケールの音楽にすっかり魅了されました。
稀有の芸術作品を産み出すBjörkを育み、彼女の創造性に母体となったアイスランドってどんな国なのか?いつか必ず行ってみたいと思ってました。
そんな永年の願いが遂に叶い、8泊10日のアイスランド一人旅に行ってきました!
日本からは距離もあり、まだまだ知名度も低い旅行先ですが、手つかずの大自然や地球の活動を間近に感じることができる世界的にも貴重な観光地で、いつかきっとブームが来ると思います。
今回旅した南部、北部、首都レイキャビクのアイスランド紀行三部作です。
目次
旅の概要アイスランド旅行記その1 -SOUTH ISLAND-
Gunnuhver (Geothermal Area)
Nordic House
University of Iceland
Hallgrímskirkja church
Harpa
The Lava Tunnel (Raufarhólshellir)
Kerið
Sólheimajökull Glacier Walking Tour
Dyrhólaey nature reserve (The Arch with The Hole)
Vík
Reynisfjara (Black sand beach)
Skógafoss
Seljalandsfoss
Þingvellir National Park
Silfra
Efstidalur II restaurant
Geysir
Gullfoss
Secret Lagoon
LOFT Hostel
アイスランド旅行記その2 -NORTH ISLAND-
アイスランド旅行記その3 -REYKJAVÍK-
旅の概要
日本からのアクセス日本からの直行便はなく、スカンジナビア航空のコペンハーゲン空港経由が便利。接続が良ければ同日に到着できる(所要時間約19時間)
気候
日照時間が長く、気候的にも過ごしやすい観光のベストシーズンは6-8月。私が訪れた7月中旬は日中、日が出ると最高気温15℃近くなり、Tシャツでも過ごせるくらい。この時期は一年で最も日照時間が長く、一日3時間位しか日が沈まない白夜の季節
国土・人口
北海道と四国を合わせた位の大きさの国に人口は36万人しかいない。が、近年観光客が急増していて、年間250万人近い観光客が押し寄せる観光立国
お金
アイスランド・クローナ(1Kr=約0.9円 2019年7月時点)物価は高く、感覚的に日本の約1.5~3倍はします。カフェで朝食セットを頼むと約2,300円、バーでビール1杯頼むと1,200円。観光地を離れた地元のスーパーは比較的安いです。クレジットカードの普及率は極めて高く、現金を必要とする場面がほとんど無いキャッシュレス国家
言葉
公用語はアイスランド語だが、みな英語がとても流暢で、英語が喋れればOK
通信
インターネット先進社会。ほとんどのホテル、観光スポット、カフェで無料wifiがつながる。予約や高速道路の通行料支払い、役所の手続き等全てインターネットで完結できる
治安
外国人旅行客によるスリなどの軽犯罪があるくらいで、夜一人で女性が町中を歩いても危険を感じないほど、治安は良い
アイスランド旅行記その1 -South Island-
スカンジナビア航空で、コペンハーゲンにて前泊、日本から約36時間かかり、ようやくアイスランドに上陸しました。Björkの歌詞、お出迎え |
【アイスランド旅行Tips1 レンタカーで自由な旅を!】
アイスランドには電車がありません。移動の手段は飛行機、バスか車だけで、観光におススメなのはレンタカーです。
首都レイキャビク発着でなく現地集合のツアーも豊富にあり(交通費が含まれない分安いです)、なにより好きな場所に好きな時間に行けて、途中下車したりと、自由気まま旅行プランが可能になります。島を一周するリングロードを周る旅をするなら寝泊まりができるキャラバンをレンタルするのも良いでしょう。
アイスランドには電車がありません。移動の手段は飛行機、バスか車だけで、観光におススメなのはレンタカーです。
首都レイキャビク発着でなく現地集合のツアーも豊富にあり(交通費が含まれない分安いです)、なにより好きな場所に好きな時間に行けて、途中下車したりと、自由気まま旅行プランが可能になります。島を一周するリングロードを周る旅をするなら寝泊まりができるキャラバンをレンタルするのも良いでしょう。
Brú milli heimsálfa (Bridge Between Continents)
Gunnuhver (Geothermal Area)
100℃を超える蒸気があちこちで噴出 |
奥にうっすらと見える貯水池のようなところに近づくと、
一面ミルキーブルーの水面が広がります。が、ここは温泉ではないので入れませんでした。
Nordic House
フィンランドの建築家Alvar Aalto設計のカルチャーセンター |
北欧デザイン本が沢山の図書館も併設 |
University of Iceland
アイスランドの国立総合大学 |
夏休み中だった為、生徒のいない静かな校内 |
モダンなキャンパス |
Hallgrímskirkja church
ハットルグリムス協会 レイキャビクのシンボル |
RPGに出てきそうな外観。エレベーター(1000Kr 約900円)でてっぺんに登れます |
カラフルな街並み |
Harpa
レイキャビクの海沿いに立ちひと際目立つ、ハルパ・レイキャビク・コンサートホール&会議センターに朝訪れました。
柱状玄武岩をモチーフにした外観 |
2011年5月完成 |
ハルパ横にある彫刻「Sun Voyager」 |
ハルパで買った絵葉書 |
The Lava Tunnel (Raufarhólshellir)
レイキャビクから車で走ること30分 |
溶岩が流れてできたトンネル「Lava Tunnel」 |
ここから洞窟に進入 |
ガイド案内の元、約1時間のツアー |
約5200年前の火山でマグマが流れた跡 |
洞内にいると、時間、自然のエネルギーが日常の世界と違いすぎて、自分がどこにいるのか分からなくなるような感覚すら覚えました。
Kerið
ゴールデンサークルの入り口にあるケリズ火口湖 |
綺麗なカルデラ湖 |
ぐるっと一周歩くことができ、湖岸にも降りられます |
Sólheimajökull Glacier Walking Tour
アイスランドに来たからには、ということで氷河のトレッキングに挑戦しました。レイキャビクから車で南に約2時間半程の場所にソウルヘイマヨークトル氷河はあります。参加したツアーはこちら (10500Kr 約9450円)
早朝怖いくらい濃い霧の中、氷河に向かいます |
道端の幻想的な赤い家 |
氷河に到着 |
麓で装備をレンタルし、いざ出発! |
歩くこと20分氷河が見えてきました |
青白く見えるのが氷、黒く見えるのは火山灰で覆われているから |
フランス人ツアーガイドのエリンさん |
アイゼンとピッケル。初体験!氷上を歩いても全く滑らない不思議な感覚 |
氷河を登ること約1時間。氷河の上からの絶景。 |
同じ道を下るも、雄大な景色が目の前に |
ただ、近年の温暖化の影響で氷河の先端がみるみる後退しているとのこと。
アイスランドに来て初めてのレストランでの昼食。アイスランド料理が食べられるHalldórskaffiというカフェレストランで、子羊のサンドイッチを注文。2500Kr 約2250円といい値段がしますが、アイスランドのラムは全く臭みがなくとても美味しかったです。
Dyrhólaey nature reserve (The Arch with The Hole)
道の至る所に絵になる風景 |
切り立った断崖 |
海に架かる岩の橋。あと何年持つのだろう? |
黒い海岸線 |
殺伐とした風景だが、実は海鳥の観察ポイント。良く見ると、 |
オレンジ色のくちばしが特徴の愛らしいパフィンがいました |
Vík
レイキャビクから車で186㎞、アイスランド本当最南部にある小さな村。人口わずか300人だけど、周囲にそれといった集落が無く、南部地方の拠点の村。
レイキャビクまで186km |
高台から見下ろす町並み |
街のシンボル、シンプルな協会 |
丘の上にひっそりと佇む |
沢山のお客さんで賑わう店内 |
Reynisfjara (Black sand beach)
Víkのすぐそばにある、真っ黒のビーチ、通称ブラックサンドビーチ。ビジターセンター |
黒と白のコントラスト |
真っ黒な砂浜 |
自然に削られ丸みを帯びた石 |
黒い海岸線 |
溶岩が急激に冷えてできた柱状節理。岩柱に座って記念撮影 |
パラグライダーが気持ち良さそう |
Skógafoss
アイスランドには巨大な滝がたくさんあり、計6つの滝を見てきました。最初の滝。近づくとずぶ濡れになる程の水量 |
キャンパー達。右手の階段で滝口に登れます |
見下ろすと怖いくらいの豪快さ |
頂上からの眺め |
Seljalandsfoss
Skógafossから程近くにある、滝その2。滝の奥が空洞になっていて滝を裏側から眺められます。防水ジャケットは必須 |
【アイスランド旅行Tips2 アイスランド旅行必需品!】
アイスランドの天候はとても変わりやすいし、滝や氷の洞窟など水に濡れる観光スポットも沢山あるので、防水機能があるウィンドブレーカーは必需品です。
また、アイスランドの代名詞である温泉は水着着用なので、水着とビーチサンダルも忘れずに。
アイスランドの天候はとても変わりやすいし、滝や氷の洞窟など水に濡れる観光スポットも沢山あるので、防水機能があるウィンドブレーカーは必需品です。
また、アイスランドの代名詞である温泉は水着着用なので、水着とビーチサンダルも忘れずに。
Þingvellir National Park
首都レイキャビクから北東へ約50kmのシンクヴェトリル国立公園は、世界でも珍しい大陸の裂け目「ギャウ」が地上に露出していることで世界遺産になっている場所。プレートは東西にひっぱられ、年に数㎝ずつ広がっていっているとのこと。
初めてドライスーツを着用。水中ではほとんど冷たさを感じることはありませんでしたが、厚手のスーツで身動きがとりずらいのと、流れがあるので、途中でリタイアするツアー客もいる程、なかなかタフなシュノーケリングでした。次回はダイビングでさらに深い青の世界に潜ってみたいです!
最初は下、隣に寝てる人のことが気になって朝早く目が覚めたりしましたが、次第に慣れてきて安く快適に泊まることができました。
4泊の南部の旅を終え、次はアイスランド北部の第2の街アークレイリとその周辺を目指します。
930年に世界最初の民主議会となる全島集会「アルシング」が開かれた場所として、世界文化遺産でもある |
大地の裂け目を歩けます |
Silfra
ここシンクヴェトリル国立公園内には、世界のスキューバダイバー憧れの秘境スポットがあります。なんと地球の裂け目を潜ることができるのです。裂け目を満たしているのは太古の雪解け水が岩の間を染み出してきた淡水で、年間を通じて水温は2-3℃と低く、プランクトンすら生きられない環境の為、水の透明度はゆうに100mを超える世界一透き通った水中世界です。
厳しい規制の下、ダイビングをするにはドライスーツの免許が必要です。免許を持っていなかったので、残念ながらダイビングこそできませんでしたが、シュノーケリングをしてきました。参加したツアーはこちら
厳しい規制の下、ダイビングをするにはドライスーツの免許が必要です。免許を持っていなかったので、残念ながらダイビングこそできませんでしたが、シュノーケリングをしてきました。参加したツアーはこちら
苔むす大地の割れ目 |
ダイビング・シュノーケリング集合地点 |
水の流れに沿って40分程のシュノーケリングコース |
奥に見えるのがエントリーポイント |
ツアーインストラクターDavidとグループ写真 |
エントリーポイント上からも水の中が丸見えな透明度 |
透明な水が青く輝く美しすぎる水中世界 |
水中の岩を覆う糸状藻類(通称トロルヘアー)が水面に反射し幻想的な緑の世界 |
水上からは想像できない別世界 |
上から見ると一見ただの入り江をシュノーケリング |
エグジットポイント |
【アイスランド旅行Tips3 超広角カメラ大活躍!】
雄大な自然風景で溢れるアイスランド。そのスケールの大きさを写真に収めたいのなら、ぜひ超広角カメラ(iPhone11 proでもいいかも)を持っていきましょう。
かくいう私は超広角レンズが無かったので、仕方なくパノラマ写真しか撮れませんでした。
雄大な自然風景で溢れるアイスランド。そのスケールの大きさを写真に収めたいのなら、ぜひ超広角カメラ(iPhone11 proでもいいかも)を持っていきましょう。
かくいう私は超広角レンズが無かったので、仕方なくパノラマ写真しか撮れませんでした。
Efstidalur II restaurant
ゴールデンサークル途中のLaugarvatn村にあるレストランで昼食。
ファームホテルに併設のレストラン |
牛肉のタルタル。白ワインが飲みたくなる一品 |
Geysir
ゴールデンサークルの観光スポットの一つその名も間欠泉Geysir。カリフォルニアのカリストガの間欠泉を思い起こさせるような風景でした。
Geysirビジターセンター |
地下から湧き出るミントブルーの泉 |
約5分おきに吹き上がる活発なストロックル間欠泉 |
高さ約20m迫力の音と蒸気 |
至る所に立ち上る湯気 |
活発な大地を彩る紫 |
Gullfoss
陽の光を受けた滝が金色に光ることから名づけられた「黄金の滝」。滝その3。
多くの観光客が滝口に向かう |
滝幅70mの巨大な2段滝 |
雨が降っていて植物もイキイキと |
アイスランド旅行の目的の一つ、温泉にやってきました!温泉その1、ゴールデンサークルにあるSecret Lagoon。元々はアイスランド初の水泳プールが長らく放置されていて、2014年に温泉施設としてオープン。内湯などありません。室内には更衣室とシャワーがあるだけで、天然温泉露天風呂のみという潔さ。の割に入浴料は3000Kr 約2700円といい値段します。
日本を発って5日目、肩まで天然温泉に浸かり、ようやくゆっくりとできました。
シークレット・ラグーン入り口 |
かつてのプールを思わせる長方形の浴場 |
幻想的な露天風呂にまどろむ |
仰向けでフロートを枕に目を閉じ風呂に浮かんでいると、ウトウトまどろみながらいろいろなことが思い出され、とても良い区切りとなる時間を過ごすことができました。気づいたら2時間も露天風呂満喫しました!
源泉はすぐ側 |
風呂上り、余韻に浸る |
LOFT Hostel
アイスランド旅行前半は、LOFT ユースホステルに4泊滞在しました。首都レイキャビクの目抜き通りであるロイガヴェーグル通り沿いの便利な立地にあります。観光シーズンでホテルが高いレイキャビクにおいて、一泊当たり約6000円で泊まることができました。
受付横のくつろぎスペース |
バルコニーから通りを見下ろす |
自由に使える食材・調味料、冷蔵庫も備えるキッチン |
キッチン裏口からの綺麗な夕日 |
旅行の疲れから寝落ちしてしまい、気付いたら真っ暗 |
マイベッドは真ん中の二段ベッドの上。8人部屋内に共有シャワーが二つ |
朝、インスタントラーメンを食べながら一日の旅程を確認 |
4泊の南部の旅を終え、次はアイスランド北部の第2の街アークレイリとその周辺を目指します。
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