December 19, 2013

2013' Japan's +40% growth was short or enough!? -Completely different game:index vs. active investment-

This year, stock price of Japan market increased more than 40%. (+45% for Nikkei 225/+40% for TOPIX in 2013)

When I was looking back my portfolio and its performance for this year, one question came up to me; did I do well this year or not!?

This is not always an easy question to answer. For some people, it may be easy, but it could become a difficult question for those who do invest on index funds.

For an active fund, evaluation of the performance is relatively simple because generally an appropriate market-index can be set for the purpose of comparison. Because the base for comparison is given, active fund can be always evaluated in relative manner.

However, index fund is different. Index fund itself reflects the market up-down, and the performance cannot be measured in relative to a certain index.

Imagine, if you invest fully on TOPIX, and enjoyed +40% gain this year, you may feel happier than previous year. And, suppose next year, if the annual increase became less and ended up with, let's say, +20%, some may still feel satisfied with the increase of +20%. However, other investors may feel disappointed for the decrease from +40 to +20%. For index investment, the judgement is all up to individual.

It tells us one thing. If you want to evaluate periodically whether asset investment has been successful, you have to set a goal, for example, annual rate of return. Especially this is important for those who do invest mainly on index funds. The goal setting varies person to person, family to family, depending on family status, life stage, income level, risk profile etc.,

It is a substantial difference between index and active investment whether a goal is something given or something to be created. Active investment is a win or lose game which has a pre-set opponent even before the game starts. On the other hand, index investment is a game which starts only when investor creates a target. In other words, active investment can be evaluated clearly and objectively in comparison with benchmark, but index investment is judged only subjectively with a self-set goal.

For me, as an investor who mainly relies on index funds with less ambitious target, it is no doubt that this year's performance was way above my expectation and I want to thank this year for the over achievement.

No matter how economists predict the market scenario for next year; further growth, booming bubble or market slowdown and how actually the market changes, it would probably not affect the way how I measure the portfolio performance. Rate of return in absolute value is always the primary important indicator for the outcome of my portfolio.

If by any chance, market goes behind the target, we as a long-term investor, it's not the time for crying but the time to seek buy opportunity and aim more growth in future.

November 2, 2013

さらに惚れちゃいました.+:(*´▽`*):+。起業家として、人として。

婚活中の女性に
「どうすれば私、結婚できますか?」と
聞かれた彼女は、こうアドバイスしました...

「あなたの目の前には川が流れているんだよ。
そこに、どんぶらこ、どんぶらこ、と流れてくる
(おいしそうな)ももを掴んで食べればいいだけだよ。」


ほっこりとしたエピソードでそのトークセッションは幕を閉じました。
今にも目に浮かぶような表現で優しく、端的に助言する。
私も大好きで、以前にもブログで紹介させて頂いた(夢を与え、夢を追い求める真央ちゃん、天晴れ!!#2、DeNA取締役 南場智子さんのお話を初めて生で聞くことができました。


講談社主催、「現代ビジネス特別セミナー」南場智子・村口和孝・藤野英人トークセッション『起業家への道案内』に参加しました。
言葉の端々に南場さんの人となりがにじみ出て、より一層虜にさせられたセミナーでした。


【起業家と雇われ人の視点】
南場:「会社を立ち上げるとケチにならざるを得ない。」
コンサル時代はコスト感覚が無くダダ漏れだった。自分の会社は意識が働く。

藤野:自ら立ち上げたオフィスでささやかな設立パーティーをやった際、パーティーで振舞われたポテトチップの油でドアノブが汚れていたのを、社員は誰も気に留めなかった。(雇われ人だった時には気にも留めなかったが、)自分のオフィスのドアノブの汚れに腹が立つという事に、起業家になって初めて気付いた。
「一見器が小さい事のように思えるが、「ドアノブの指紋が気になるかどうか」が起業家か雇われ人かの大きな違い!」

【起業の良し悪し】
南場:「コンサルより事業家の方が圧倒的に面白い!もっと早く(コンサルを卒業し)シャバに出ればよかった。コンサルの延長に事業家の道は無いと思った方が良い。」

南場:「起業はほとんどの確率で失敗をする損なゲーム。数少ないラッキーな人しか成功できない。」「ただ、成功しようが失敗しようがプロセスはすごく面白い。」

藤野:「日本はそこまで失敗に冷たい社会ではない。失敗してもキャリアとして認められる土壌がある。」

南場:「起業のいいところは、真っ白なキャンバスからスタートして自分の大好きなチームが作れる。」

【DeNA流チームの作り方】
南場:「DeNAは採用時、すごく"人"に執着する。」
    - 自分よりも優秀な人に限る。
    - とことんくどく。
    - DeNAという船がこんなに素晴らしいとアピールするのではなく、いつ沈むか分からない船なので助けてくれという姿勢で頼む!

南場:「採用時には人に執着するものの、一旦雇ったらSubstance(=コト)に集中。」
成功が誰に帰属したのかではなく、"コト"に向かう、ことで成功に集中できる文化がある。

気合いを入れて最前列に座ったものの、終始横顔しか拝めませんでした(^^;)

冒頭、数々のスタートアップ企業を成功に導いたベンチャーキャピタリスト 村口和孝 さんは、言いました。
「起業家って何も特別な人ではなく、生を以てこの世に産れた時から誰しも起業家なんです。」
私にとっても非常に学びの多いトークセッションでした!


時期を同じく、御三方揃って、起業に関する新著を上梓されました。起業を目指す人に限らず、お薦めです!

南場智子 さん本人曰く、(ゴーストライターを丁寧に断り)自身で精魂込めて書いたので全編読んでほしいが、特に、45ページと88ページに注目!とのこと

不格好経営―チームDeNAの挑戦

カリスマファンドマネージャー、投資家、起業家と様々な視点から数多の会社を見てきた 藤野英人 さんによる起業の道標

「起業」の歩き方: リアルストーリーでわかる創業から上場までの50のポイント

日本を代表するベンチャーキャピタリスト 村口和孝 さんによる新著

私は、こんな人になら、金を出す! (講談社プラスアルファ新書)

September 29, 2013

身も心もリフレッシュ パラオの旅

初めてのパラオ旅行でした!

エメラルドグリーンの珊瑚の海は綺麗だったし、日本人の味覚に合う食べ物も美味しかった!
初めての旅先ってやっぱり、いいですね~。
先入観無しに、初めて見聞きすることに、素直に驚ける、感動できる!

綺麗な海はもちろん、それ以上に、無垢で澄んだパラオ人気質が何よりも一番印象に残る旅行でした。


自然の恵み豊かな土地なので、
島のいたるところにココナッツやバナナが実り、
海には釣り糸を垂らすだけで、ただで新鮮な魚が捕れる。
そのおかげか、ちょっと町を離れると、働かずに自給自足で暮らすパラオ人がたくさんいるんですねー。
突然、森から木の実を抱えたパラオ人が熊のように出没したり。ひがな一日木陰でお喋りしてたり。

酔っぱらって喧嘩くらいの軽微な犯罪はあるものの、
基本大きな犯罪は無く治安は良いとのこと。
(警官も昼下がりハンモックで昼寝する程のんきで平和な所)
隆起珊瑚でできたマッシュルームのような島々が去年
世界遺産に登録された追い風もあり、パラオも観光地化が進んでいるはず。
外の甘い蜜の味を知ると普通なら現地の住民も擦れていくと思うんだけど、
パラオ人にはそんな気配もなく、お客さんにたかる素振りもなく、マイペース。
アンコールワットで見かけた観光客に群がる物売り・物乞いの子供達とは対照的な程、欲がない。

観光客にチップをねだることもしなければ、
腐るほど実る果物とか観光客相手に道端で売ればいいのに、そんなお店すら一軒も見当たらない。
というか、国で一番大きなスーパーでさえ、地元で取れた生鮮食品がほとんど棚に並んでない!
あるのは輸入品ばかり。リンゴ、空芯菜。肉・魚はほぼ冷凍。
そもそも、売る(=稼ぐ)気がないんだなぁ。
稼がなくても、そこら辺のもの食べて生きていけるんだから、そりゃそうだよな。


朝6時ボートから望むマッシュルームみたいな隆起サンゴの島

日本人のガイドさん曰く、
「パラオ人は全く貯金をしないんですよ。」
「うちのパラオ人の従業員にもそこそこ給料を払ってるんだけど、
給料日に『俺がおごるから皆で飯食いに行くぞ!!』って皆の分おごってくれた挙句、
次の日には、給料前借りできないかって、すがりついてくるんですよ。」だって。

預金口座の残高が増えるのを見て喜ぶ心境とは正反対。
貯金って不安の裏返しなのかもなー、ってふと思ったり。


パラオの小中学生もスマイル!放課後、学校の入り口にて

ホテルの従業員はもちろん、
ローカルレストランのウェイターさん、
地元の小学生(!?)までみんな笑顔のパラオ人。

パラオでは、義務教育で「観光」っていう科目を習うそうです。
観光客には手を出すなとか、常に笑顔で挨拶を、みたいな基本的な事を教えられるんですねー。
「おもてなし」って表明した手前、この際、日本も小学校の必須教科にしちゃえばいいのにね。


世界遺産の海に干潮時、姿を現す白亜のロングビーチ

ある日の夜、市街地から少し離れたホテルのレストランに夕食を食べに行きました。
ちょっとしたアクシデントが。

お腹一杯食べた後、いざ帰ろうと思ったら携帯電話が見当たらない~!
ホテルから持って出たはずなので、思い当たるのは行きに乗ったバスくらい。。
その話をホテルのスタッフにすると、すぐさま携帯でバス会社に電話をかけてくれました。
バス会社によるとそれらしき携帯電話があったとのことで、
その場でバスドライバーに滞在先のホテルに携帯電話を届けるよう指示してくれました。

パラオ人の観光客に対する素早い対応との優しさに感動でした(^O^)


Palau Royal Resortのバルコニーから。穏やかな夜の海

無料送迎サービスで滞在先のホテルに送ってもらう道中、パラオ人のドライバーと話をしました。

ホテルでバイトをして学費を稼ぎつつ、パラオ唯一の短期大学に通いホスピタリティと調理を学ぶ彼。
「日本には来たことある?」と尋ねると、
「行ったことはないけど、いつか行ってみたい。」
「大学では寿司の作り方は教えてくれないから、日本で勉強したい。」とのこと。
日本には、外国人向け寿司の握り方講座もあるし、オリンピックもあることに加えて、
(パラオの給与水準からすると航空券は高いかもしれないけど)物価はパラオと大差無いことを伝え、
足しにもならないかもしれないけど、感謝とおやすみのあいさつと共にチップを渡しました。


(時計回り)マグロのポキ、シャコ貝刺身、ココナッツ風味カニの甲羅詰め、マングローブ貝、主食のタロイモ、タピオカ、(中央)空芯菜の炒め物、どれも美味しかった!@mogmog

ショッピング、派手なエンターテイメントは一切無し。
あるのは綺麗な海、とれたて魚介の美味しい料理、
豊かな自然を満喫できるアウトドア・アクティビティ(ダイビングとかね!)、
そして観光客を温かく迎える呑気で陽気なパラオ人。

東京とは環境や価値観が全く違うパラオで
のんびり過ごせた夏休み。
身も心も少し軽くなった気がしました。


珊瑚の白い砂でヤドカリも気持ち良さそう♪

July 24, 2013

Facebook 友達数に見る"友達"付き合いの濃淡

Facebook(以下、FB)において日本人の知人から友達申請を受ける数が増えだしたことを受け、FBとの付き合い方を考えたのが2011年1月のこと。[SNS狂想曲~Facebookの台頭に備えて~]

それから約2年半が経ち、日本でのFB浸透率も十分に高まったことを裏付けるかのごとく友達申請の数もだいぶ落ち着いてきました。(スマホの普及率と何か関係がありそうな気もしますが、、)

自らの友達数だけでなく、私のFB上の友達の友達数も収束してきたように思います。皆それぞれに、FBの使い方を見出し、FBとの付き合い方が板についてきたのでしょう。そんな成長期から安定期を迎えたFBを使ういちユーザーとして(以前からもやもやと)思うことがあります。

FBというコミュニケーションツールの使い方にはいくつかのパターンがあるという事。
その人のキャラがオープンか秘密主義か、パーソナルかビジネスライクか、という事に寄らず、概して、そのパターンは"友達数"で規定されるという事
平たく言うと、友達数が10人のユーザーと1000人のユーザーでは、FBの使い方が全く異なるという事です。
それは本人が意図的にFBをマスへの伝達手段として使おうというケースもあれば、意図せずtwitter的に友達申請を送りまくった結果、FBへの書込みが不意に制限されてしまっているケースもあります

私の友達という狭い世界での感覚的な判断ですが、FBでの友達数とその人にとってのFBの位置付けは大きく以下のように分類されます。


*友達数の区切りの数についてはあくまで目安であり、大体それくらいの友達数を境にというかんじです

① 友達数が10人未満のユーザーはFBを始めて間もない方々が主です。FBの存在を教えてくれた友達を核として、その友達と共通の知人などと繋がっています。親友と共通の友達であり、みな気心知れた旧知の仲という場合がほとんどなので、FBには(親友に語りかけるように)躊躇せずプライバシーを開示、踏み込んだ内容を書き込みます。
「親友だけには見せられる個人日記」といった使い方です。

② 次第にFBにも慣れ、楽しさを見出し、友人が増えてくると10-100人のカテゴリーに入ってきます。ここでは、紹介者の世界を飛び出し、会ったことがあり親密と感じる友達と繋がるようになります。お互いに住んでる場所・仕事・携帯連絡先・年齢を知っているような親密な友達が主な構成員です。
何度か会ったことがあり、お互いの個人情報を知る中なので、ある程度のプライベートは開示しますが、個人日記ではなく、シェアされる事も厭わない見られることを前提とした交換日記」という使い方になっていきます。

③ 友達の数が増えるにつれ、受ける申請数も増えてきます。親密な友人以外で、知り合い程度の友達からの申請でも承諾する(来るもの拒まず的な)ユーザーは友達数100人の壁を突破します。一度だけ名刺交換をしたことがある人、もしくは数十年来連絡を取っていない中学の同級生などがFBの輪に入ることで、FBは、面識はあるけれど、詳しくは何をしているどんな人か分からない友達に対しての情報発信するツールとなります。詳しくは素性がよくわからない相手に対して知られても差支えない内容、という検閲を経た情報を投稿することになります。職場での愚痴や商品・サービスのクレームなどのネガティブな情報を投稿しにくくなることはもちろん、プロフィールの交際関係を非表示にするなど修正・加工が入ります。
詳しく知りあう必要のない人と距離を置いてゆるく繋がり、思いついた時に近況を報告確認しあう、それはまるでDaily年賀状」のような使い方になっていきます。

④ 友達という言葉の本来の意味の範疇を超え、さらに友達数が増えていき500人を超えるユーザーも少なくありません。これらのユーザーの方は、会ったことはないが知っている友達(ネット上の友達)や友達の友達(会ったことのない人)に対して自ら積極的に申請を出しているパターン。もしくは、あっちから申請がやってくる(それを広い心で承認する)ような有名人です。ここまで友達の定義を広げ、友達数を増やすと、心穏やかに発信できる情報は極めて限定的になります。自らのパブリックな側面(初対面の人に自己紹介する時に話をする内容)のみに偏ります。不真面目より真面目、本音より建て前、主観より客観、プライベートよりパブリックなキャラが前面に出ることになります職業人としての仕事にまつわる書込みであったり、イベント主催者としてその告知などが主なコンテンツになります。
「告知掲示板」のようにFBを使う事になります。


FBというコミュニケーションツールはすごく良く出来ていて、
どんなカテゴリーのユーザーをも介在させ、包み込んでくれる仕組みがあります。
そんな、便利でもあり、楽しくもあるFBという汎用性の高いツールをどう使いたいかが重要です。

どこまでの範囲の人と友達となるのか!?
自分が上記のどのポジションでFBと付き合っていくのか!?!?


友達承認をしようかどうか迷った時なども、友達数を判断の拠り所とするのもひとつの手かもしれません。例えば、(神経質な方だと)ニュースフィードにビジネスライクな告知が流れることを好ましく思わない人もいるかもしれません。そんな時は、友達数が極端に多い人からの申請を承諾しないという方針を取ることもできるでしょう。

SNSがもたらした大きな変化のひとつに、友達数の可視化があげられます。ここで重要なのは、友達数はその人の(真の意味での)友達の多寡を表す数値ではなく、その人にとっての友達の定義を表す指標だという事です。限られた数の心の通った仲間と深く付き合うことを良しとする人もいれば、できるだけ多くの人と一定の距離を保って付き合うことを良しとする人もいます。

FBのユーザー層は、そもそもSNSを始めるくらいなので、より多くの人と繋がりたいと考える人の集まりだとは思うのですが、変化に富んだ"友達数"を眺めては、友達付き合いの濃淡を想像せずにはいられないのでした。

July 5, 2013

NISA有効活用法 リスクとるなら、今でしょ!

テレビCMも始まり、にわかに注目を浴びてきたNISA(日本版ISA:小額投資非課税制度)。
これまで実施されてきた投資利益の減税措置の終了と共に、来年から登場することになる非課税制度です。

減税措置が終わってしまうデメリットを補って余るように本制度を有効活用する為にも、来年からどのようNISAを活用すべきか、1)投資金の準備、2)NISAのルールを知る、3)自分における利用法 の順に考えてみたいと思います。


[1:投資金の準備] 減税措置終了前に利益確定する

NISA口座へは、既存の通常口座もしくは特定口座から証券を移管することができない為、
新たに投資の為の現金を用意するか、現在保有の証券を売却してお金を作る必要があります。

注意すべきは、減税措置が期限を迎え、来年から配当・譲渡益にかかる税率が約2倍になる点です。含み損があるものや、僅かの含み益があるものについては、増税の影響は少ないので、そのまま年を越して持ち続けてもよいのですが、大きな利益が出ている商品については、年末までに利益を確定させることで、増税をある程度回避できます。

2013年後半、アベノミクス第二章で相場が高騰したところで利益確定させ、その後の下降局面で買い戻す事ができればベストです。


[2:NISAを知る] ポイントとなるルールを押さえ、最適な利用法を考える

NISA口座で買うための投資金準備が整ったら、次はその口座で買う商品を検討します。
制度のメリットを最大限享受する為に、まずはルールを知り、そのルールにのっとった上で、
自分の資産状況・運用方針と照らし合わせ、NISA枠を資産の一部としてどのように位置付けるか考えます。




制度の要所と運用に対する示唆に関する主なポイントは3つ:

A:売却したらその枠は再度非課税枠として使えない 
→ 最低5年(最長14年*1)は売却せず持ち続ける

*1 現時点において、NISAは2027年(平成39年)までの時限付きの制度です。

B:5年経過して課税口座に移す時に値下がりしていた場合、不合理な課税を受けてしまう可能性がある*2 
→ 出来るだけ安いタイミングで購入(高値掴みは避ける)
→ 5年以上経過時点において含み益が見込める商品を選ぶ

*2 5年経過後、翌年の非課税枠で継続運用するか、通常の課税口座に移管するか選択することになります。
移管の際、(実際の取得価格ではなく)その時点での時価が取得価格になります。
その時点で値下がりしていた場合、安く購入したものとみなされ、本来少ないはずの利益が過大評価され、過課税を招く可能性があります。

C:配当、譲渡益に対して一定期間非課税
→ 早期からNISA枠をフルに使う。その為にも買いたい時に買えるように、年始時点で買付資金を確保する(一人の場合100万円、夫婦の場合200万円)
ただしNISAスタート時点で高値圏にある商品については、Bのルールを優先し、値下がりを待ってから購入する
→ 配当利回りが高いものや、投資元本に大きな値上がりが期待できるものの方がより大きな非課税効果が期待できる*3
つまり、債権より株、先進国株式より新興国株式。NISA枠に、高リターンを狙ったよりリスクの高い商品を割り当てる*4

*3 ハイリターンである=ハイリスクでもあり、逆に大きな値下がりも予想される点に留意する。高リターン商品を狙うという事は、
ルールBの「安値をきちんと捉える」事とセットで行う必要があります
*4 NISA枠での運用があくまで総資産の一部にすぎない場合において、高リスク高リターンのアセットクラスをNISA枠に割り当てるべきという意図であり、
NISA口座だけで全資産の運用を行う場合は、その人のリスク許容度に応じたポートフォリオ・ミックスを考える必要があります。


3つのポイントをまとめると『多少上げ下げが激しくても、長期で上がると信じられる商品を安い時期に仕込む』ことでNISAのメリットを最大限享受することができるというわけです。


[3:自分におけるNISAの位置付け] 将来のポートフォリオを見据え、全体最適の視点でNISA枠で買う商品を決める

NISA枠を(フルに)使った場合の将来の資産全体のポートフォリオをイメージすることが大切です。
NISA導入をきっかけにこれから投資で資産形成を始めようという人はNISA口座だけに着目しその中で資産配分をコントロールすればよいのですが、
既にある程度の資産を持っている場合には、それら既存の資産も含めた上で、ポートフォリオの一部として非課税枠の使い方を考えなくてはなりません。

例えば、資産が既に3000万円ある世帯(夫婦)の場合、二人の5年分に当たる計1000万円の新たな非課税枠に何のアセットクラスを割り当てるのかをよーく考える必要があります。
このように既に十分な額の資産がある場合は、先の考えに基づき、非課税枠においては高リスク・高リターンの商品(例えば新興国株式クラス)を割り当て、課税枠では比較的低リターンの先進国株式や内外債権をメインとする、といった資産配分が考えられます。


アベノミクスの好影響のせいもあり、市場資金がリスク資産に動いていく中で、好機をより大きなものにする為にも、非課税制度を利用し積極的にリスクを取っていくことも一考の余地があるのではないでしょうか。


注)あくまで、投資は自己判断でお願い致します。

【参考:日本証券業協会 剛力彩芽のNISAラクラクWEB

April 27, 2013

夢を与え、夢を追い求める真央ちゃん、天晴れ!! #4

人は皆いろんな顔を持っているけれど、ついつい日々の生活に追われ、他の顔をないがしろにしてしまいがちです。
(本当は他の顔の方が幸せいっぱいの笑顔だったりもするのに。。。)
言い換えると、状況が故に顔を決められてしまう生き方ってもったいないと思います。

リストラで部署の人数が減っちゃったから、、、仕事が忙しくて、家族で食卓を囲めないよ
住宅ローン、子供の養育費を考えると、、、自分色のカフェを作り、オーナーになる夢はあきらめるよ
国民みんなが金メダル期待するから、、、ふつーのお嫁さんになって、母親として子供を授かる夢を押し殺して、氷上で期待される通りの滑りを演じるよ
会社の生みの親であり、社員を束ねる立場だから、、、、夫の病気には目をつぶり、社員、顧客、実業界の為に働くよ

こうなっちゃダメなんです!

たった一度の長い人生、自分はどの顔を大切にしたいかを長期的な視点で考える事が大切だと、先のふたりは教えてくれました。

それが二つ目の「大切にしたい顔を表に据えよう!」ってことです。

私達の中にあるたくさんの顔。
就職、結婚、出産、と人生のステージが進むにつれ顔は増えていきます。
増えてくると、迷います。ブレてきます。リソース配分に困ります。
だからこそ、どの顔が自分にとって大切かが重要になってきます。

簡単な問題じゃあないですよね。

どの顔が自分にとって大切か?との問いにきちんと向き合うには、
長ーい人生をひと続きのものとしてとらえる全体最適の視点で考えることと、
全体最適化の為、優先度の低いものを潔く“見切る”ことが不可欠です。

今やっている(やらざるをえない)事の延長線上で物事を考える、個別最適の視点ではなく
長い人生全体を見据え、自分がどう生きたいのかを考える全体最適の視点でとらえること。
更に、長い目で見てあまり重要でないと思えるのなら、それをきっぱり諦めた上で、
「表に据える顔を決める」のがポイントです。
(現実問題、顔を保たないと周囲と軋轢が生じるので"見切る"のは本当に勇気のいる難しいことなんです。。)

今の自分が置かれた状況だと10年後、20年後は、いいとこxxxだな。
それじゃあだめで、
10年後、20年後自分はこうなっていたいから、xxxについては意図的に手を抜くけども、xxxはガチでいきます!
じゃないと。

真央ちゃん、南場さんは自らの勇気ある決断で、そんなことを教えてくれた気がします。


イノベーション論の大家であり、ハーバードから数多くのビジネスエリートを輩出してきたクレイトン・クリステンセン教授は、最後の講義を纏めた著書 イノベーション・オブ・ライフ (原書:How Will You Measure Your Life?)でこう述べています。

「自分の資源が流れている場所に、つまり資源配分プロセスに目を配ろう。自分の立てた戦略を支えるような配分がなされていない場合、深刻な問題が起こるおそれがある。たとえば自分は慈善心のある人間だと自負している人は、自分の気にかけている大義や組織に、それだけの時間やお金を費やしているだろうか?家族が何より大事だと言うなら、ここ一週間の時間の使い方の選択で、家族を最優先しているだろうか?自分の血と汗と涙をどこに投資するかという決定が、なりたい自分の姿を映し出していなければ、そのような自分になれるはずもない。」 (第4講より)

世界のビジネス界をリードするエリートをたくさん育ててきたと同時に、彼らの多くが家族に問題を抱え、悩み、その人生の最後にもっと家族と向き合えばよかったと口にした姿を目の当たりにしてきた教授による、学生に向けた最終講義の言葉は、とても重いメッセージです。

【参考】本書の要旨を教授自らが、静かな語り口調で、しかし、熱く語ってくれます。字幕表示できるので、英語の勉強にもオススメ!
How Will You Measure Your Life? Clay Christensen at TEDxBoston


これまで、多くの国民の期待に応え、夢を与えてくれた真央ちゃん。
来年の最後の大舞台に向けて引き続き応援するのはもちろんですが、
今度は、自ら道を切り開き、夢を追いかけるその姿を
陰ながら応援していきたいと思います!!



夢を与え、夢を追い求める真央ちゃん、天晴れ!! #3

その道の頂点に立つ、真央ちゃん、南場さんが体現してくれたふたつのこと。
それは「人ってみんな多面観音だよね!」ってことと
「大切にしたい顔を表に据えよう!」ってことです。

例外なく、人間誰しも二つ以上の顔(自分)を持っています。

家族の世界だけとってみても、
子供としての顔、
兄弟(姉妹)がいれば、兄・弟・姉・妹としての顔、
配偶者がいれば、夫・妻としての顔、
子供がいれば、父・母としての顔。

家族が広がれば広がるだけ顔の数も増えていきます。

会社に勤める人であれば、会社員としての顔。
上司の顔、部下の顔、同期の顔、その派生も数多くあります。

家族、会社以外だと、例えば、幼馴染に対しては親友としての顔を持ち合わせているかもしれません。

他人に対してではなく、自身の自己実現の為に覗かせる、自分の顔もひとつの大切な顔です。

人間の体はひとつですが、社会との関係によって誰もがいろんな顔を持ち合わせています。
そんな「人ってみんな多面観音だよね!」ってことを
改めて、真央ちゃん、南場さんは自らの行動で教えてくれたのです。

このことは、社会との関係性を持つ生き物である私達にとってほんと当たり前のことだけど、
こと、いろんな顔の扱いや顔へのいたわりとなると、なおざりになってしまいがちです。
自分の中にある、本当は大切であるはずの顔をないがしろにしていたり、偽っていたり、無視していたり。
ついには、その存在さえも気付かなくなってしまう人も結構いるものです。

例えば、社会人としてポジションが上がり責任が大きくなるにつれて、
自分の意志とは別に、ついつい仕事が第一となり没頭し過ぎるあまり、
父としての顔や、自分の顔を犠牲にして、身を粉にして働く人をこれまで数多く見てきました。

また、産休・育休が長引き、なかなか思うように職場復帰を果たせず、
ブランクが空いてしまった女性なども一つの例です。
ことのほか、育児はそれまでの生活を侵食する程の一大仕事である為、
気付けば母親としての顔に傾倒してしまい、かつての会社員としての顔を忘れてしまいがちです。
会社員時代はどんな生活だったのかすら思い出せず、
記憶の風化と共にキャリアの継続性だけでなく自信も失い、
その結果、職場復帰の意欲すら消え失せてしまう母親も少なくありません。

注意したいのは、決してひとつの顔に傾倒することを否定しているわけではありません。
重要なのは、自分が置かれた状況に自分の顔を支配されてしまっているのは望ましい生き方じゃないよ!という事です。人生、一度きりなんだから!

だんだんアツくなってきたので、続きはまた明日~   つづく…

April 25, 2013

夢を与え、夢を追い求める真央ちゃん、天晴れ!! #2


真央ちゃんの引退宣言のニュースを見て、ふと思い出しました。
一昨年同じように勇気ある選択をした人物を。

今や飛ぶ鳥落とす勢いのモバイルサイト企業「DeNA」の創業者、
南場智子さんが2011年6月に突如社長職を引退した時も
同じ驚きと感動を覚えたことを思い出しました。

南場さんは、ハーバード・ビジネススクールを卒業後、マッキンゼーにてパートナーまで登り詰め、その後DeNAを創業した、
まさにこれからの日本のビジネス界を牽引していく実業家でした。
創業からわずか12年、東証一部上場を果たすまで急成長を遂げ、
これから世界に打って出ようというそのタイミングで南場さんが突如、社長を退いたのでした。

なんと、その理由は「病気の夫を介護する為」でした。

本人も「世界を目指したかった」と悔しさ交じりに述べている通り、
会社か家庭かという選択を迫られた上で、わが子同様に育て上げた会社、組織から身を引くことは後ろ髪引き抜かれるような心境での決断だったことでしょう。

社長を務めながら介護もするという道もあったかもしれません。
しかし、彼女はきっぱりと社長業を見切って、夫の介護を選んだのでした。社長より妻の顔をとったのです。
真央ちゃん、南場さんの意思決定は、人生にとってすごーく大事なふたつの事を教えてくれた気がします

【参考】日経ウーマンOnline『ディー・エヌ・エー南場さん「起業した頃」』2011年5月26日
(コンサル時代~創業時を振り返るインタビュー&激やせラリー話、ほんと面白いのでぜひご一読を!!)

つづく…

April 24, 2013

夢を与え、夢を追い求める真央ちゃん、天晴れ!! #1


国民的大スター浅田真央ちゃんの突如の引退表明には正直驚かされたなぁ。驚きだけじゃなく、22歳の彼女の英断に嬉しさすら感じてしまいました。

なんで嬉しかったのか、彼女の勇気ある決断で何に気付かされたのかについては、じっくりと書きたいんだけど、いつもひとつひとつのエントリーが長いなーと思うので、その思いのたけを4日に分けて連載しまーす!


年齢的にもプロフィギュアスケーターとしてまだまだ活躍が見込める時期です。このタイミングでの引退宣言だったということもあるけれど、それ以上に驚かされたのはその理由。

「スケート一本でやってきたので、これから自分で道を切り開いていかないと。やってみたいこと?将来的にはちゃんと子供が欲しいです。あ、良いダンナさんとめぐり合って、良い家庭を築いていきたいと思っています」
(引退宣言翌日の記者会見より)

物心ついた時から天才少女と世間から注目を浴び、それに応えるが如く誰よりも努力を積み重ねてきた彼女。トップアスリートとして自ら道を切り開いてきた人と誰もが認めるでしょう。

そんな彼女の口をついて出てきた言葉が、「これから自分で道を切り開いていかないと。」
それはまるで、長い人生の道中でふと立ち止まり、自分は籠の中の鳥だったと自覚したかのように。

日本フィギュア界のトップスターである真央ちゃんがその先に描く道は、
国を背負って自らをスケートに捧げる生涯なんかじゃなく
一人のふつうの女性として素敵なダンナさんと出会い、家庭を築き、子供を授かる、という道でした。

きっと、常に世界と戦い続けるには、ふたつの道を追い続けることは難しく、
二者択一の選択を迫られての決断だったのでしょう。
普通なら未練を断ち切れず、二兎を追いたくなってしまうところ、
真央ちゃんは潔く、本当に自分にとって大切なものを見定めました。

これまで歩んできた道にきっぱりと見切りをつけた、その英断に驚いたとともに、
ひとりの女性としての人間味を感じずにはいられなかったのです。

(もちろん、メディア、連盟などから相当な引き留めに合うと思いますが、初志を貫いてほしいと思います)

このニュースを見て、ふと思い出しました。

同じように勇気ある選択をしたあの人のことを。   つづく

April 5, 2013

頑張りどころを間違わず、頑張れ新入社員!!


新入社員の皆さん、苦難の就活を乗り越え、ご入社おめでとうございます!

新社会人へのアドバイスというとおこがましいのですが、自分の経験に基づいてひとつメッセージがあります。

ぜひ、「何が厳密であるべきで、何がそうでなくてもよいのか」の目利きになりましょう。

もし私が「学生と社会人との最も大きな違いは?」と聞かれたら、迷わずこう答えるでしょう。

学生の行動原理は「どれだけ厳密たりうるか?」であり、社会人の(に必要な)それ「どれが厳密であるべきか?」とは大きく異なります。

学生は、論理立てて解答にたどり着くことのできる、「答えのある問題」の訓練をひたすら受けます。それはそれで崇高な、学生ならではの特権であり、教育という観点からも論理的思考を鍛ることのできる意味のあることです。

しかーし、社会人の世界はそうは問屋が卸しません。社会にある多くの問題には答えがありません。世の中の多くの問題は、「答えのない問題」であり、しかもそれらはより重要な問題であることが多いのです。

ビジネスマンが日々向き合う課題も、
実際にやってみなければ分からなかったり、
不測の出来事で当初の想定がくるってしまうことが明らかだったり、
そもそも、何を持って正解、成功なのか分からない問題がほとんどです。

そんな問題に立ち向かい、個人、企業として行動を起こしていかなければならないのが社会人です。

「答えのある問題」に取り組むには、論理に矛盾がないか、もれなく重複なく考えが及んでいるか、その精度は十分に高いのかが勝負になります。つまり厳密性が勝負の分かれ道になります。

一方、社会人として取り組まなくてはならない「答えのない問題」においては、厳密であることよりも、入り口で何が厳密で何がそうでなくてもよいのかをきちんと判断することの方が100倍重要で、厳密性でなく選択性が勝負の分かれ道になります。

たとえ事細かに厳密性を担保しながら進んで行っても、そもそもの入り口のところで間違った方向に進んでいたが為に、完全な無駄足になってしまったという例(厳密性の罠)は数多くあります。無駄足と気付いて途中で引き返せればまだましですが、たちの悪いのが、それが無駄足であるという事すら気付かずに突き進んでしまう場合です。

「答えのない問題」に満ち溢れた社会への船出を前に、とりわけ新入社員の方々に意識を切り替えてもらいたいのは、キャリアを積んだベテラン社会人でさえも、この厳密性の罠にハマってしまうからです。

どうして日本のメーカーはiphoneを作ることができなかったのでしょうか?

スマートフォン紀元前における日本の携帯電話メーカーは1社の例外もなく厳密性の罠にハマっていました。携帯電話の製品開発において重要だったのは、カメラの画素数であり、液晶の解像度でした。それをどれだけ厳密化できるかをこぞって競っていたのです。
「売れる携帯電話とは?」との問題に対して、「競合他社のスペックをいかに上回れるか?」にとらわれてしまっていたのです。誰も入り口に立ち返り「製品を作るうえで何を追求すべきか?」を顧客視点で考えませんでした。
問題解決において厳密性ではなく選択性がどれほど重要かを知り尽くしたアップルは違いました。顧客の望む(売れる)製品とは「厳密なスペックをもつ製品ではなく、直感的な操作性(ユーザー・インターフェイス)を持つセクシーな製品」であることを見抜き、みごと製品という形で具現化してみせたのです。

そもそも「答えのない問題」なので、何が厳密であるべきか(言い換えると、どこを頑張るべきか)も明確な答えはありません。それを決めるのが戦略です。iphoneが市場を席巻して初めて、学生の殻を破ることのできなかった日本の携帯電話メーカー陣はようやく自らが厳密性の罠にかかってしまったことに気付いたのでした。

厳密性の罠のもうひとつの例。
昨年の衆院選を受けて、昨今話題となっている、1票の格差問題です。

「法の下の平等にのっとったあるべき選挙のあり方とは?」というこれまた答えのない問題は、国が総力を挙げて(そもそも、どれだけ闘志があるのかは疑問ですが??)取り組む問題です。国の最高機関である議会や法曹界最高権力の最高裁を以てしても未解決の難題です。
有権者の法の下の平等を律儀に守る為に、国はこれまで様々な制度を展開してきました。その一つが選挙当日、投票所に足を運べない人への厳密すぎる程の対応です。
期日前投票はもちろん、不在者投票に関しても、国外在住の人に留まらず、入院患者や老人ホーム入居者に対する指定施設投票に至るまで、これでもかという程、有権者の一票の権利を救う為の配慮には事欠きません。
それ自体悪いことではないのですが、問題なのはその厳密性にこだわるのなら、もっと根本にあるより重要な選挙区の定数や区割りについて抜本的に対処しようよ~、というわけです。これは明らかに選択性が機能していない状態であって、早急に問題の入口に立ち返る必要があります。

経験豊富な社会人集団であるはずの国内一流メーカー社員に及ばす、
国民の代表である国会議員でさえも、陥ってしまう厳密性の罠。

これまで「答えのない問題」への訓練をほとんど受けてこなかった新入社員の方々が、それらの問題に最初は戸惑い、道に迷うのは当然です。ただ、そんな無駄足を減らし、問題の核心ときちんと対峙する為にも、学生時代とは発想を変えて問題に向き合う必要があることを、自戒を含めてアドバイスしたいと思います。

そんじゃーねー!

April 2, 2013

Thinking-by-numbers rules the world


(文末に機械翻訳による日本語訳付き)

   I read the book called "Super Crunchers: Why Thinking-by-Numbers Is the New Way to Be Smart " by Ian Ayres. (その数学が戦略を決める イアン・エアーズ ) This book, written by the professor at Yale Law School and prominent econometrician, showcases many state-of-art statistical approaches for decision making used in this world. They range from prediction of president election to prediction of Bordeaux wine value. Now a days, there is no question around the importance of thinking-by-numbers as well as power of statistics, as the digitalization and data evolution expand rapidly.

   I want to highlight two interesting examples inspired by the book; how numbers-based-approach potentially influences our daily life.

[Predict how likely you will divorce]

   By answering only five simple questions, this calculator gives you a divorce prediction rate based on historical data given by real people and collected as part of the U.S. Census. Of course, the bottom of the result page kindly reminds you how to improve your relationship such as 5 tips for more sex etc.,

   For me, my five year divorce prediction rate was 7%, which is upper limit of average risk. Maybe I should look into one of those improvement suggestions :)

[Isabel  The diagnosis checklist]

   Isabel is the leading company to bring science to medical diagnosis. The program emulates real physician’s diagnosis, but using much more vast and recent information available in medical society. By entering age, gender, habitat region and symptoms in the website, just like usual face-to-face diagnosis with a doctor, it lists all potential diseases with information of “common” or “high risk with red flag” diseases including rare diseases. This computer-based-diagnosis checklist is obviously powerful to reduce miss-diagnosis, especially clinician’s overlooking high-risk rare diseases. Theoretically, it is possible to even predict which disease is more or less likely; however, this program is thoughtful enough to reveal minimum information as a support tool for physician’s decision final judgment, aiming at not violating physician’s professionalism, but increasing their acceptance for the program.

   On March 31st, professional Shogi, or Japanese chess, player lost against computer program in public for the first time became a news. This is certainly an accomplishment of thinking-by-numbers powered by sophisticated program. This book made me realize that the big wave has been already emerged and it will change the role of workers in near future, from decision making for problem solving to hypothesis formulation for answering right question.


Google翻訳もまだまだ発展途上ですが、、、統計的学習手法の進化により、プロの翻訳者も顔負けの精度で翻訳ができるようになる日もそう遠くはないはずです。

-------------以下、Google翻訳-------------
 私はと呼ばれる本を読む "スーパーCrunchersを:なぜ思考·バイ·ナンバースマートにするための新しい方法です"イアン·エアーズでは。イェール大学ロースクールの教授で著名な計量経済学者によって書かれたこの本は、この世界で使用され、意思決定のための多くの最先端の統計的アプローチを紹介しています。彼らは大統領選挙の予測からボルドーワイン値の予測の範囲です。デジタル化とデータの進化が急速に拡大していく今日、思考·バイ·数字の重要性だけでなく、統計の電源周りには疑問がありません。

   私はこの本に触発された二つの興味深い例を強調したい、数字ベース·アプローチでは、潜在的に私たちの日常生活にどのような影響を与えるか。

[あなたは離婚するかを予測する可能性が高い]
http://www.divorce360.com/content/divorcecalculator.aspx

   唯一の5簡単な質問に答えることで、この電卓は、あなたに本当の人々によって与えられ、米国の国勢調査の一環として収集された履歴データに基づいて離婚の予測率を与える。もちろん、結果ページの下部には、親切に、このようなより多くのセックス等のための5つのヒントとして、あなたとの関係を改善する方法を思い出させる

   私にとっては、私の5年間の予測離婚率は平均的なリスクの上限は7%であった。たぶん私はそれらの改善提案:)のいずれかになるはずです

[イザベル診断チェックリスト]
http://symptomchecker.isabelhealthcare.com/suggest_diagnoses_advanced/landing_page

   イザベルは、医療診断に科学をもたらすリーディングカンパニーです。プログラムは、実際の医師の診断をエミュレートしますが、医療社会の中で利用可能な多くの広大で最新の情​​報を使用しています。ウェブサイトでは、年齢、性別、生息域や症状を入力することにより、単に医師といつものフェイス·トゥ·フェイスの診断のように、それは稀な疾患を含む疾患 "赤旗を持つ高リスク" "共通"の情報を持つすべての潜在的な病気を一覧表示。このコンピュータベースの自己診断チェックリストは診断ミスを減らすことが明らかに強力ですが、特に臨床医の見下ろす危険性の高い希少疾患。理論的には、それも多かれ少なかれそうである疾患を予測することが可能ですが、このプログラムは、医師のプロフェッショナリズムに違反していないを目指して、医師の決定最終的な判断のための支援ツールとして最低限の情報を明らかにするのに十分な思慮深いですが、彼らの受け入れを増やすプログラム。

   3月31日、プロの将棋や、将棋で、初めて公の場でコンピュータプログラム敗れた選手はニュースになった。これは確かに洗練されたプログラムによって供給思考ごとの数字の成果である。この本は私には大きな波がすでに出現してきていることを認識し、それが右の質問に答えるための仮説の設定に問題解決のための意思決定から、近い将来、労働者の役割が変更されました。

日本語版「その数学が戦略を決める (文春文庫 イアン・エアーズ)

March 13, 2013

ふだん気にすることのない時間


・電話機が脱固定化→ケータイ→スマホに進化するのに要した時間
・原発事故発生から完全廃炉に至るのに必要な時間
・ソメイヨシノが苗木から成長しきるまでにかかる時間

一見まったく関連のないようにみえるこれらの出来事に共通するのは「30年」という時間です。普段あまり意識することのない「30年」という時間。その時間を長いと感じるのか短いと感じるのかは、対象やその人の感じ方次第で様々です。

コモンズ投信 取締役会長 渋澤健さんにより毎月配信されるシブサワ・レター。その中に「30年」とは、なるほどそういう見方もあるのかと思う一節がありました。

「人生が90年の場合、子供から青年になる教育時代、社会に出て働く現役時代、そして、定年退職時代という三つの区間に分けることができます。また、健康で無事に家族に恵まれれば、自分は「子」「父母」「祖父母」という三つの人生のステージを、それぞれの立場から体験できることになります。「30年」は一世代の象徴です。」(引用終わり)

人生を30年区切りとして3分割。
高等教育卒業までではなく、30歳までは学びの時期なんだな~とか、
自分は第2ステージが始まったところなんだな~とか、
退職後もまだ残り1/3もあり新たなステージの始まりなんだな~とか、
30年という間隔で一生を区切ることで新たな視点が生まれます。

長くもあり、短くもある30年。その時間の持つ意味は人それぞれだけど、
ただひとつ確かなことは、誰しも毎日を過ごすごとにその時間を1日減らしていくという事実。

年度末、桜の開花を待ち焦がれながら、自分の現在地はどこで、これから先に続く道程はどうなるのか
思いを巡らすのも、たまにはいいのかもしれません。